12.調剤報酬の直接審査・支払について

 医療機関の処方せんにより保険薬局でお薬を受け取る場合、通常、調剤費用(薬代など)の7割は健保組合に請求されます。
 従来の請求・支払方法は、必ず「社会保険診療報酬支払基金」を経由する方法しかありませんでしたが、日産健保では、組合会の承認および厚生労働省の認可を受け、平成21年8月調剤分より「調剤レセプト(★1)の直接審査・支払」を行ってまいりました。

 しかしながら、導入当初と状況が異なり、「直接審査・支払」のメリットであった「コスト削減効果」が減少し、また、「新たな追加費用発生」のリスクやオンライン資格確認導入に伴う「薬剤情報の閲覧」ができないといったデメリットも生じたことから。令和4年8月調剤分を最後に、組合会の承認および厚生労働省の認可を受け、「直接審査・支払」については廃止いたしましたのでお知らせいたします。

★1調剤レセプトとは、保険薬局が健保組合に発行する請求明細書です。